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Dance in the memories

『きまぐれオレンジロード』(アニメ版)
ケーブルでまたもや放送が始まっている。

私がはじめて見たのも、地上波の再放送だった。
今から15年ほど前だ(眩暈がする)
当時小学校3年生の私にとっては、中学生(にはとても見えなかった)同士の恋愛ものなんてのは、結構大人の見るものを見ているような気分で、くっ付きそうでくっ付かない恭介まどかにやきもきさせられながら、毎日の再放送を見ていた。

それも、放送時間が朝7時からという、登校時間にばっちし被る時間帯だった為、私は毎朝録画予約をしてから登校をし、学校から家に帰るとまずビデオを見るという、明らかに小学3年生的ではないスタイルの生活を続けていた。

ちょうどクラスにほとんど友達もおらず、上級生からもいじめを受けていた時期なので、いい現実逃避としてアニメーションが作用していた。おかげで、直面している現実の打撃が少し和らいだと思う。
結局、私は引きこもりもせず、その1年間学校に通い続けた。その後も、中・高を通して、時に学校は私にとって苦痛になることもあったが、この1年間が、それに耐えうるだけ僕をタフにしてくれていた。
支えていたのは、このアニメだ。少なからず。
そう言っても、嘘ではないと思う。

いまだに見ても、このアニメは面白い。
スタッフが楽しんで作っているのがよくわかる。
正直、原作よりよっぽど面白い。
ただの漫画のアニメ化ではなく、アニメ版の『きまぐれオレンジロード』
第1話から最終話まで、楽しく見れる「よき時代」のアニメである。
by isoda8823 | 2005-11-21 20:29 | 若さ | Comments(0)