2015年 05月 12日
龍三と七人の子分たち
なんとタチの悪い映画だろう!
と愉快な気持ち半分、あんなジジイたちとは関わりたくないなという気持ち半分で楽しみました。
一番愉快だったのは、最後の殴り込み。
中尾彬はいまや、かなりテレビに消費されてしまって、映画だと浮いて見えてしまうのですが、
まさか死体にすることで、最高の「芝居」をさせてしまうとは!と恐れ入った次第。
あそこは大笑いでした。
にしても、『アウトレイジ』2作を経た今作の透明さ、普通さはなんでしょう。
ほとんど引っかかることなく、あんなにも流れるように普通に北野映画が観れてしまうことに驚きました。
まさか、今公開されている日本映画の中で最もど真ん中の娯楽映画を北野武が撮っているなんて、
『ソナチネ』『キッズ・リターン』に痺れていた中学生の頃の自分に言っても信じないだろうな。
by isoda8823
| 2015-05-12 19:24
| えいが道
|
Comments(0)