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8・15に見る連合艦隊

『連合艦隊』(監督:松林宗恵)

連合艦隊、とりわけ戦艦大和を描くのだから、基本的にはみんな死ぬわけですよ。
なので、問題はいかに死ぬかということで。
永島敏行の特攻のシーンの、血みどろの永島敏行のどアップと回想の古手川祐子のカットバック。
もう恐ろしくて仕方がない。
また、クライマックスの財津一郎の壮絶な死に顔。
松林宗恵自身が海軍少尉として太平洋戦争を生き延びた人間だそうだ。
描写に容赦がない。
私のような単純な人間は、観賞後「戦争は絶対にやってはいけない」と思ってしまうわけだが、それでいいと思う。
戦争はいけないんだ。
毎年地上波放送してほしい。

あ、忘れてはならない。
『連合艦隊』といえば中野昭慶による特撮シーンである。
その多くが過去の東宝戦記映画からの流用ではあるが、クライマックスの大和爆沈は流石の大迫力。
「ぜってえこんなに爆発しねえよな」と呟いてしまうくらいのミニチュアの倍以上はあろうかという爆発だったが、良い爆発だった。
by isoda8823 | 2012-08-20 13:58 | えいが道 | Comments(0)