2005年 12月 14日
ついにというかの続き
監督第一作『メッセージ・フロム・ダーク』(略称『メセフロ』)が
私にとって非常に印象的だったのは、初日撮影分の素材を全て撮り直したこと。
素材が消えてしまったのか、それとも気に入らなかったのかはあんまし記憶にないが、
とにかく撮り直しを行って、そのために完成がひと月ずれてしまったのだ。
そうして完成した『メセフロ』は、内容はよくわからないが勢いがあって面白い、という作品になった。いまだに『メセフロ』が一番面白いんじゃないかと思う。
手垢にまみれていない感じというか。
非常に純粋なものだと思う。ただ、人に見せれるかというと、よくわかんないな。
その後『メセフロ』はシリーズ化され、一作目の前日談となる『メセフロ2』、
『~1』の正統な続編となる『フルメタル・スペース』の2本がふた月の間に矢継ぎ早に制作された。『フルメタル・スペース』に至っては、撮影開始から完成まで一週間というスピード制作だった(この頃が一番マキノ正博に近づいていた)。
SF特撮ものでやりたいことはとりあえずやった(というか引き出しがなくなった)私は、次なる作品としてアクションものを選んだ。
磯田伸寿主演、間違いなく彼の代表作といえる『怒りの極楽拳』である。
by isoda8823
| 2005-12-14 19:19
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