2005年 10月 05日
パリ、テキサス
それなりに休みはとっているし、睡眠も確保している。
にもかかわらず、体は重く、頭が痛い。
最近に至っては、夜なかなか眠れなくなってきた。
休みの日にも、気力が出ず、ただただ眠るのみ。
外出すると、体がだるくなる。
困ったことだ。
自分の体の心配を。
遂にというか、早くもというか、、、
『新世紀エヴァンゲリオン』第一話放映から10周年の佳節を迎えた。
1995年10月4日
私は中2だった。
次の日に迫った文化祭の準備のため、私は放課後も残って作業をしていた。
みんな残っていた。
あの子も残っていた。
あの子と一緒に作業が出来るのがとても嬉しかったような記憶がある。
よく考えれば、小学校に入学して義務教育をスタートさせてから、高校を留年することなく無事に卒業するまでの12年間にも及ぶ時間の中で、あの中2の頃が一番楽しかったのではないか。
その日、18時半までに家に帰れないであろうと予測した私は、家に電話をかけて、
新番組を録画するよう頼んだ。
『エヴァンゲリオン』は、その年期待の新番組だった。
私がその作品の存在を知ったのは半年前。
いまでは珍しいことでもないが、放送の半年も前から作品の告知が出されることなど、
劇場作品でない限りは、まず無かった時代である。
本当に面白いと思えるアニメを見つけられず、「もうアニメはやめよう」と思っていた私にとって、
『エヴァ』は最後の砦だった。
家に帰り着いたのは20時ごろだったはずだ。
その2年後には引き払うことになる2階建ての結構立派な作りの家は、
いわゆる二世帯住宅の走りのようなもので、一階には祖父母が、二階には私たちが住んだ。
台所は一階にあって、私たちはいつも家族全員揃って食卓を囲んだものだが、
その頃には、そんな風景も見られなくなっていた。
祖父母がいる台所で、何故か気まずく夕食を食べたのが先だったか後だったか、よくは覚えていないが、私は二階に上がり、居間のテレビの前に端座した。
ビデオを巻き戻し、再生する、、、
強烈な違和感だった。
まるで経のようにも聞こえるそのイントロが非常に奇妙で、釈然としなかった。
ただ、目くるめく映像のインパクト(OPのあれです)は、「新しいものが始まった」というワクワク感を否が応にも駆り立てた。
と、鳴り物入りで始まったものの、個人的には第一話の評価は60点ぐらいだった。
いまいち強引過ぎて盛り上がらない。
もう少し引っ張ってもよかったんじゃないか。
その感想は10年後の今となっても変わらない。
まあ、次の週に第2話を観てから一気にはまる訳ですが。
10年が経った。
長いようで、全然短い。
今からまた10年経てば、2015年。
『エヴァンゲリオン』の舞台である。
その頃自分はどうなっているだろうか。
実は、私には夢がある。
2015年になったら、これだけはやろうという夢が。
どんな夢かというと
それはまた2015年に。
by isoda8823
| 2005-10-05 13:15
| 若さ
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