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坂本浩一監督・讃

『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX』(監督:坂本浩一)

あれ!?目の周りが赤くなってる・・・べ、別に、泣いたわけじゃないんだからね!!!でも面白かったわ、今回のMOVIE大戦!!!!
「別にフォーゼで1本長編やってくれた方がいいな」とか、オーズに思い入れの無い私は思ったりもするんですが、それはそれ。

ただ、仮面ライダーアクアのマクガフィンぶりは正直、気の毒になりました。
最終決戦でオーズがパワーアップするためのメダルを持ってくるためだけに存在していたような感じが。アクアの存在を疑い始めると、オーズパートの物語の存立そのものが危うくなってしまうような気もして、なんとも言えんですが。

本命のフォーゼパートは、もうお腹いっぱい!ちょっぴり涙!もっとじっくり観たいと思いました。もう、仮面ライダーなでしこ=真野恵里菜が可愛くて!そりゃ、恋するよな!
弦太郎の初恋物語としてだけでなく、ちゃんと仮面ライダー部の絆の物語の面も持っていたのが好感触。
ポッドに入った液体(状の生命体)に「好きだ!」って叫ぶシーンは良いなあ。

単なるにぎやかしのゲストかな?と思わせた仮面ライダーWも、がっつり物語に関わってくれて、なおかつ良い所をかっさらっていく。主題歌「W-B-X」が流れてくると、私の涙スイッチは自然にONになりました。

坂本浩一監督は『ウルトラ銀河伝説』以降、ずっと注目してきたけど、今作で一層信頼を厚くしました。理由は、伝説の7人ライダーたちの扱い。
今作では、1号からストロンガーまでの7人の仮面ライダーが伝説の存在として登場するんですが、みんなすんげえかっこ良かったのですよ!
これまでのオールライダーものだと、1号2号以外は「とりあえず出したから良いよね」みたいな扱いだったけど、今回は堂々たる活躍ぶり。これは、やっぱり監督の力ですよ!

ライダーマンはロープアームで敵をぶん投げ、Xライダーはライドル使ってXキックを披露、アマゾンは見事に大切断をキメる。仮面ライダーはウルトラマンと比較して、一人ひとりのキャラクターがハッキリ立っているので、アクションのバリエーションは豊富にあるはずなんですよ。そこの部分が、これまでのオールライダーものでは結構おざなりになっていたように思えるんです。

そこを、坂本監督は真正面からやったと。もし、いま「仮面ライダーX」という番組を作って、Xキックを描写するなら、こんな感じでできるよねっていうことをちゃんとやってくれる。そして、それがカッコいい。もう、ありがとう!!!と。
久々にXライダー見てみたくなりました。

坂本監督、これからも注目していきます。
by isoda8823 | 2011-12-14 17:15 | えいが道 | Comments(0)