2010年 10月 12日
だから僕は…
映画を観始めた頃から、次第にアニメを見る量は減り、深夜滞にアホほどの数のアニメが放映される現在では、もう全てを追いかけることも出来ず、1つの作品を全話観ることも、ほとんど無い。
小5の頃に比べたら、アニメへの愛情も薄れていると思う。
でも、それでも私がアニメを観てしまうのは、何年かに一度、心の底から「俺、アニメを好きで良かった」と思える作品に出会ってしまうからだ。
『REDLINE』(監督:小池健)
始まった瞬間からENDマークに至るまで、ひたすらアニメーションの快楽が押し寄せる。
カッコよく、気持ちよく、縦横無尽に動きまくる作画至上主義ともいうべき傑作アニメーション。
監修・脚本に石井克人の名前があったので不安だったが、ちゃんとストーリー構成を榎戸洋司がやっているので安心した。今石洋之やすしお、川尻義昭などスターアニメーターの競演も楽しいが、なんと言っても、監督・絵コンテ・キャラクターデザインを務めた小池健の魅力が400%溢れ出している。
こんなにもアニメは自由なんだ!こんなにもアニメは楽しいんだ!こんなにもアニメは気持ちいいんだ!
そんな叫びが聞こえそうなくらい、キャラクターは動きまくる。
声の出演者も想像以上の良さ。
木村拓哉はちゃんとJPとして存在していたし、何より蒼井優が半端じゃなく上手い。
一切、前情報なしで観たら、エンドロールに蒼井優の名を見つけてびっくりするんじゃないだろうか。
それくらい魅力的で、キャラクターと一体化していた。
惚れた!!!!
劇場ならではの音響の迫力は、素直に石井克人を評価しようと思う。監督としては三流以下だけどな!!
というわけで、これは観ないと損をするアニメなので、みんな観ましょう。
by isoda8823
| 2010-10-12 21:43
| えいが道
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